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イワシの梅肉和えでいっぱい

11月 12th, 2008 Posted in diary | No Comments »

081110-hotel-window.jpg朝7時半。目が覚めると向いのビルに朝焼けが映る。081110-breakfast.jpgフルーツジュースとぶどうとアールヅレーのお茶とホールグレインのパンにバターとジャムを塗って朝食。劇場へ向かう9時半までの時間を引き延ばすように怠惰に過ごす。昨日、プロデューサが到着、東京に忘れてきたいつもの靴を持ってきてもらった。飾りのないシンプルな紐革靴で柔らかく、底は革で適度に硬く適度にすべる。衣装のスーツも予備にもう1着を作ってもらった。シンガポール公演の本番前のリハで脇か下から裾まで一挙に縫い目に沿って裂けたときにはどーしよーと顔が真っ青だったので、今回は安心。しかもかわりばんこにクリーニングに出せる。作品の中身もずいぶんたくさん模様替え(観客にはそれほど違いはわからないかもしれないが…。)音楽照明映像にもずいぶん手が入って、ダンスもさらにレベルアップしておかげで体力的にモアー・チャレンジ。明日招待客を入れてのドレスリハーサル、そして木曜日初日。最近思うに、一昨年去年に比べて今年は耐久力持久力が意識できるほどにアップしていると思う。日曜以来ニューヨークは快晴で、その分冷え込んできたがすがすがしい。081111-second-avenue.jpg日曜は1日オフだったので美術館へ行こうとかと思ったが、昼までぐずぐずしてしまい、午後は友達にあってウォッカカクテルをパカパカ飲んでしまい、夜はみんなで中華街のベトナミエン。昨夜はパートリハをやってランスルーをやって超疲れた後夜10時過ぎ近くの「男の台所、丼屋」という居酒屋へ行き、イワシの梅肉和えで冷酒をいっぱい。今日はランチを奮発してベジタリアンクスクス昼夕方二食。081111-cous-cous.jpg夜はターキーハムとチーズのパニーニと赤ワインを自分の部屋で食す。明日は朝9時半までに汗まみれの衣装1着をクリーニング屋に出しに行く。

祭りの後のニューヨーク

11月 8th, 2008 Posted in diary | No Comments »

12時間のフライトでは映画を4本見た。期待できないと言っていたのに。バットマン最新作はつまらなくて途中で放棄。『スイングガール』を見て、ほぼ同じ筋立てだけど『ウォーターボーイズ』のほうが面白かった。スイングついでに『スイング・ヴォート』も見る。前は好きだったけど今ではそうでもないケヴィン・コスナー主役の大統領選挙もの。1票だけやり直し選挙の10日後投票に向けて両党があの手この手、手を変え品を変え政策を変えての争奪戦を繰り広げ、全米のメディアや国民が注目し。(前回ツアーは選挙戦まっただ中だったが、ちょうどこんな感じの大騒ぎぶりだった。)その頃地上ではオバマが勝利宣言。祭りの後のニューヨークは意外と静かな気がした。テレビももう他の話題に鞍替えしている。機内映画のもう1本は『Xファイル』。寝てしまったのか何も覚えていない。

 前回のツアーの時差ボケが治らないうちに来てしまったものだから、普段ツアー先ではそれほど感じない時差が今回は重い。午後から夕方に眠くなり夜中過ぎに目が冴えてくる。なんともやっかいなものだ。劇場を見た後、午後中ホテルの部屋でごろごろして過ごす。夜はわずかな時間、今はニューヨークに住む昔のボーイフレンドと会う。以前にも増してムキムキのキン肉マン。が、近づいてよく見ると白髪が増えて老けた印象。金融危機でいっそう多忙らしい。

 『true』は昨日から作業が始まる。最初に靴を忘れてきたことに気がついた。近くの靴屋に行き、探したら案外いい靴が見つかったので、早速買って試してみる。デザインでつま先が余計に長く、フロアムーブメントに少々邪魔。しかし、それよりも靴底の塗料が床について後でベンジンつけてこすってもなかなか落ちず、問題。後から来るスタッフに頼んで東京から持ってきてもらうことにしようか。夜、通し稽古。通りはしたもののボロボロ取りこぼしが多くて課題多し。劇場は天井が低く、イントレが2段しか組めない。変更箇所もいくつか指摘が上がり、これから1週間かけて作り変えて行く。

 081106-nicole-kidman.jpg写真は劇場近くで買ったお茶のペーパーカップに印刷されていた女性に対する暴力反対キャンペーンのニコール。

 

曼哈頓娼婦日記

11月 4th, 2008 Posted in diary | No Comments »

ツアーから帰ってもう2週間、ボーッとしていると時差ボケも治らない。午後になると眠くなり夜明け前に目が冴える。帰国(10月21日)の翌日、通訳の仕事で面接。面接だと思ったらテストだった。突然ネイティブの社員が来てしゃべりだし、それを通訳させられる。後で連絡しますと言われ、30分後には「残念ですが…」のヴォイスメッセージが携帯に。依頼されたと思っていたのに、落とされたとは。痛手は深い。その帰り、主にアメリカ社会の崩壊をテーマにした本3冊を買い込み読む。丸一日通訳するはずだった金曜日は家でだらだらとし、土曜日の夜は三茶のカフェバー(世田谷区立ではない)にダンスのパフォーマンスを見に行く。やのえつよ、篠崎芽美 がそれぞれ音楽家とコラボ。気合い入ってて楽しかった。いろんな人に会えたし。休み明けて先週月曜から金曜まではひとりで気の抜けたような稽古をして過ごし、土曜日はヨシコ・中馬のパフォーマンスを見た。1時間半、盛りだくさんの内容で、特に舞台装置美術がすばらしかった。その後友人から電話があり映画『レッドクリフ』(トニー・レオン、金城武)を見に行く。あまりのバイオレンスに目を背けるも、眠くなる時間できっと寝ると思いきや、ずっと釘付けにされてしまった。日曜は横浜へ行き『ピチェと私』を見る。これも1時間半、ひとときも飽きなかった。劇場たっぷりの2週間。ついでに本をもう1冊。シカゴの友達のビアンカップルが「あれいいよね」と言ってた作者の名前が頭の片隅に残ってて、米国ツアーの帰りに空港で見つけて買った『Diary of a Manhattan Call Girl』(Tracy Quan 著)を読み始める。このエントリーのタイトルのようにでも訳しとくか。なにしろ作者もオリエンタルで、主人公もオリエンタルの高級娼婦、ナンシー。彼女が同じコールガール仲間のアリーと二人でひとりの客を相手する、いわゆる3Pシーンで、ナンシーが彼にまたがりながら、いつもの打ち合わせ通り「あの子が私のクリ△○×をなめてるわ、すっご~い」と演技でよがるが、事が終わって客がシャワーを浴びてる間にアリーが「アタシ、あのとき彼のタマタマを舐めてたのよ~っ」と言うと、ナンシーは「なんで打ち合わせと違うことすんの~?」と顔を赤くする…という冒頭から始まるこのノヴェル、そうその通り、ノリが『セックス・アンド・ザ・シティ』みたい。案の定、SATC のプロデューサがすでに映画化権を入手済みだそう。ストーリー設定は2000年だから、まさにバブリーな雰囲気たっぷりで、超ライト(???、でもそのうちシリアスなテーマも出てくるのかも)なエンターテインメントが超楽しい。こんな本、翻訳できたらなーと、ところどころ訳文考えたりしながら読む。まだ読み始めたばかりだから、続きは明日13時間のフライト(ANAのJFK行き、白井くんと一緒、きっと機内映画は期待できない)でのお楽しみ。着く頃にはもう選挙の決着はついているだろうか。(ニューヨークは『true/本当のこと』公演、11月13~15日@ジャパン・ソサエティ)takao-in-nj2.jpg競馬の予測しているみたいなヤンキー兄ちゃんは実はオバマケ戦を追っている!

Joe the Plumber (配管工 ジョー)

10月 19th, 2008 Posted in diary | No Comments »

ニュージャージー・モンクレア公演も今日で終わり。観客の入りが悪く、1回100名前後。立派な劇場なのに残念。4回公演ともなると生活はルーティンの繰り返し。ホテルの朝食を取って、午前中は部屋にいて、午後から劇場入りしてウォームアップ、夜公演して、ホテルへ帰って寝る。朝食はフレンチトースト(トーストやベーグル、来んフレークもあるけど)、卵、ベーコン。昼/夕食は劇場でチャイナのデリバリー(おいしい。フォーチュンクッキーもついていて、毎日おみくじを引いている。でも僕が引くのはたいがい「心の平安が幸せの素」的なことわざんばかり。)。イベントと言えばたまに近くのスーパーまで買い物に行くかホテルのバーでビールを飲むくらい。テレビをつければオバマVSマケインと金融危機ばかり。どのチャンネルもアナウンサも大声早口でまくしたてる。”Joe the Plumber” (配管工ジョー)が水曜日に戸別訪問のオバマに「増税で俺(たち)のアメリカンドリームを奪うのか? まじめに働く俺たちから税金を搾り取り、貧者に配るというあんたの政策は、チャリティじゃないか」と食いついたら、一躍ナショナルヒーローになる…。あの手この手で選挙を盛り上げるも、ルーティンになって擦り切れてきた。ちょっと息が詰まってきた。昨夜テレビでジェイムズ・マックイーンの「大脱走」をやってたけど、そろそろ脱走したくなってきた。あと2日。081015-montclair3.jpg081015-montclair16.jpg081015-montclair-photoplay27.jpg

ダムのディスコ隊、久々に炸裂

10月 18th, 2008 Posted in diary | No Comments »

泊っているホリデイ・インにバーラウンジがあって、週末の夜はディスコになる。客は40代〜50代(たぶん)中心。僕らは公演が終わってホテルの部屋に戻り、着替えてバーへ降りる。ダムのディスコ隊、久々に炸裂。近くのバッドテイスト衣料店で仕入れたスパンコール/ヒョウ柄ドレスを着て、ぐいぐい、踊っている。マジョリティが風船体型のなかで子供体型のアジアンがスパンコールだらけで大騒ぎしているのに誘われて、それまでバーでおとなしくしていた人たちがダンスフロアへ。それでも女の人たちは勇んで踊りだすが、男性陣は目を点にしてちょっと引いている。一組、ソシアルダンスのペア(でか腹の男と極細ウーマン)が何十分も休まず踊っていた。男性が女性を(見もせずに)くるくると回している。じーっと見つめてしまった。楽しい一晩。  

ニュージャージー州立モンクレア大学アレグザンダー・カッセル劇場

10月 17th, 2008 Posted in diary | No Comments »

この大学にはダンス・演劇学科があって数百名の学生が演劇やダンスを専攻。先週水曜日ワークショップをしたら30名近くの学生が参加。80分の短いクラスだったので、『ヴォヤージュ』のあるシーンから設定を借りて彼らに自由にコンポジションしてもらう。短い時間なのにあっという間に自由に2人組のフレーズを鮮やかに決めていくのは驚き。翌日はビデオを見せながらダムタイプの作品作りについてのレクチャーをする予定でいろいろ用意したのに、講義室で準備をして待つが時間になっても誰も来ず、どたキャン。スケジュール調整に混乱が生じたとか。はぁーっ。キャンパスは樹々と緑に囲まれた中にスペイン・ミッション系の建築の劇場や校舎が立つ。081015-montclair7.jpg081015-montclair8.jpg Read the rest of this entry »

インディアンサマー

10月 16th, 2008 Posted in diary | No Comments »

インディアンサマーって、もう少し秋が深まって寒くなってきたころに突然暖かくなることを言うのだろうが、10月中旬といってもまだそんなに寒くはなっていない。それにしても、ここのところ空は真っ青に晴れ上がって気持ちがいい。ダムタイプのアメリカツアーも終盤。2都市だけだけど、その間の1週間のバケーションも終わり、明日から2都市目ニュージャージー州モンクレアでの公演が始まる。バケーションはシカゴに行って、5月にやったパフォーマンスのプロデューサ、グーちゃん一家に会いに行く。娘のメイメイへの贈り物を持って。赤いバレエシューズはとってもかわいらしく似合っていたが、まだちょっと大きいらしい。ハロウィーンにはバレリーナになると張り切っているので、そのときに履いてくれるだろうか。そしたら写真撮って送ってね。天気はすばらしい小春日和。インディアンサマー。日曜日はシカゴマラソンで、近所のブロードウエイはちょうど8マイル地点に当たり、朝8時前から応援する市民が繰り出していた。この地区はボーイズタウンと呼ばれ、ゲイタウンなので応援ぶりも楽しい。アメリカのマーチングバンドのライフルをくるくる回すチームもお立ち台の上でハウスミュージックに乗ってパフォーマンスしていて、大盛り上がり。マラソンレースは一番先頭が車イスの選手たちで、。手で車輪を押し回すか、腕でペダルをこいでいく。速い。あれで42.195キロ走りきるとは信じがたいほど。星条旗をつけて走る選手もいて、ずいぶん空気抵抗が大きいだろうにと言ったら、あれは戦争で負傷した軍人なのだと説明してくれた。その後、マラソンの先頭集団。10人ほど黒人選手ばかり。たぶんアフリカからの参加選手だろうと友人は言っていた。その後、白人ランナーたちが続く。そのうちに女性ランナーもちらちらと見え始め、そのうちに大集団。道がランナーでいっぱいに埋まって、通りの向こう側が見えなくなるほど。選手が着ているシャツに書かれた名前を大声で呼んで応援する。選手も手を振って応える。全身ミニマウスの衣装をつけた人も。いろんな人が自分のペースで楽しみながら走っている。いったい僕だったらどのくらいのポジションで走れるのだろう。先頭が黒人選手ばかりだったことを考えると、後続のグループにほとんどアフロアメリカンの姿が見えないのは、やはり不自然な感じも。ヒスパニックもアジアンもいるのに。とは言え、初めてライブでマラソンを見たシカゴ、楽しかった。さて、今日は水曜日。仕込みとゲネプロ。自動車道に囲まれて、車がないとどこへも出かけられない。天気もいいし、森や山もあって緑豊かなのに歩いてはどこへも行けない。バスや電車も近くを走っていないし、すこぶる不便。帯状疱疹がまだ少し残っていて、立ち歩くとしんどいので、時間があるときはベッドでごろごろしてテレビばかり見ている。オバマ vs マケインと金融危機のニュースばっか。 なんだか気は重いが元気を出して出かけるとしよう。081014-nj-holiday-inn.jpg

オルバニー

9月 30th, 2008 Posted in diary | No Comments »

080930-albany-ny.jpg夕べ、ミネアポリス経由でニューヨーク州オルバニーに到着。曇り、肌寒い。樹々は色づき始め、秋の気配。薬があと2日半残っていたのに忘れてきてしまった。そのせいか、どうもまた背中の痛みがぶりかえしたような気がする。その影響か、腹も痛くなってきた。ま、なんとか治るだろう。飛行機の中では珍しくずっと本を読んでいてあまり寝なかったが、ホテルに着いて夕食とテレビのあと、すぐに眠りについて朝まで目は覚めなかった。胴回りは別にしてわりとさわやかな目覚め。これから劇場へ。噂によれば新築のパフォーミングセンターはまだ全部完成してないみたい。楽しみ〜。

ダムタイプ アメリカツアー

9月 28th, 2008 Posted in diary | No Comments »

empac.jpg明日からダムタイプのアメリカツアー。最初はニューヨーク州トロイ(オールバニーという町と一緒にニューヨーク州の州都)という街に新しくできたパフォーミングセンターEMPAC(Expoerimental Media and Performing Arts Center。)の杮落とし。アメリカ最古の工科大学 Rensselaer Polytechini Institute が構想から7年以上もかけた肝入りの施設。(アメリカは大学がお金持ち。その分、学費も高い)劇場やホール、コンサートホール、美術館なども揃ったかなり大きな複合施設らしくオープニングプログラムも盛りだくさん。アメリカでこけら落としはロサンゼルスのREDCATに続いて2度目(僕が知る限り)。  http://www.empac.rpi.edu/events/opening/gala/dumbtype.html  僕は何とか帯状疱疹は痛みもおさまりつつあるものの、ウィルスと闘うのは疲れる。今日もちょっと外へ出ただけでぐったり。帰りの電車の中で疲れが痛いと感じられるほど。明日の12時間のフライトが思いやられる。  

来年いっしょに

9月 26th, 2008 Posted in diary | No Comments »

一日ほぼごろごろしっぱなし。痛くて立ち回っていられないのだ。それでも夕方には通訳をしに駒場まで。通訳、特にスペイン語はノリがいいので気が紛れ、ほとんど痛みを気にしないでいられるし、楽しい。国によって反響は違うのかとかどんなふうにしてこのスタイルを始めたのかとか、観客席から出る質問はどこも同じ。しかもその答まで。ダムタイプでも同じような答をするよなと訳しながら思う。観客はスペインのクラウンシアターをとても楽しんだようで、アフタートークもみんなニコニコしていい感じ。役者もサービス心旺盛なので、通訳も調子よく訳せたのではないかと思う。終わったあと、夕べと同じようにミスター・イマズミーと待ち合わせ、頼んでおいたDVDのコピーを届けてもらった。2本頼んでおいたうち両方ともオリジナルが思っていたのとは違っていたことが判明し、がっくり。近くの食堂で一緒にご飯。痛いのを承知でビールも飲む。これははずせないのだ。すこしくらい痛くたって我慢がまん。閉店ですと追い出されて、道ばたに座り込み、半時間ばかしおしゃべりする。べちゃべちゃ。あー楽しかった。こんなふうにおしゃべりが楽しいと思ったのは久しぶりだった。来年いっしょにパフォーマンスできればいいねえ。